先日、BOSCHのエアコンシステムトレーニングを受講した事をブログで書かせて頂きました。
トレーニングが主な目的であり、もうひとつの重要な目的もありました。
BOSCHの足回り総合診断システム「SDL」のデモンストレーションをお願いしました。
ザックリすぎる写真で非常にわかりにくいものですが、
・サイドスリップテスト
・サスペンションテスト
・ブレーキテスト
以上の三項目を中心に診断します。
サイドスリップテストは車検でも測定しますが、それはあくまでもフロントのみの測定で、リアの測定はできません。
しかしながら、BOSCHの「SDL」はリアの測定も可能です。
リアの測定が可能になることによって何がわかるかと言いますと、一番簡単にご説明すると「アライメント調整が必要かどうか」が判断できます。
アライメント全てが判断できる物ではありませんが、直進性という重要な部分を瞬時に判断できますので、アライメント調整が必要かどうかをお悩みの方のお助けにもなります。
また、タイヤの片減りを予防する意味でも、重要な判断材料を示してくれます。
サスペンションテストは、サスペンションのバネそのものをテストするのではなく、ショックアブソーバーがキチンと仕事をしてくれているかどうかを見ます。
路面の凹凸に対して、ショックアブソーバーが追従しているか、路面粘着率という指標で数値化をします。
もちろん、ヘタリ気味のショックアブソーバーも判断できますし、最適な減衰力を割り出すこともできるようになります。
同時に、コーナーウェイトも測定しますので、車高調の最適なセッティングが可能になります。
そうしますと、感覚に頼った減衰力調整や数値合わせの車高調整ではなく、裏付けがある調整をご提供できるようになります。
ブレーキテストは、ブレーキの効きを見るわけですが、前後左右の効き具合のバランスを判断できる事が特徴です。どんなに高価なブレーキを装備しても、バランスが整っていなければ最大のパフォーマンスを得ることはできませんし、かえって危険なブレーキになってしまいます。
また、ブレーキローターやブレーキパットの偏摩耗の判断ができたり、キャリパーのオーバーホールが必要か否かの数値化も可能となります。
ワタクシのM3でデモンストレーションのブレーキテストをしてみましたところ、左リアのブレーキの効きが悪くなっていることがわかってしまいました。
実際のところは、運転していても気づかなかったことなのですが、数字で出てしまうと気になりますね。
もちろん、車検では全く問題が無い数値ではありますが、バランスの悪さというものがクルマの性能ダウンにつながっている訳ですので、手を打つ必要がありますね。
是非とも導入したいシステムではありますが、当たり前ですけど高額です。
また、今の狭いピットがさらに狭くなりますので、設置場所も考えなくてはいけません。
でも導入したいですね。
最終的には金額次第でしょうか。。。
ね、K山さん、F田さん。
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