走行中に、黄色で水温警告表示が出て、その後すぐに赤色の水温警告表示に変わったそうです。
そのまま走行したところ、明らかなパワーダウンがあり、「ヘッドガスケットが抜けたか」と思ったそうです。
だましだまし、当店まで水温を上げないようにゆっくりと走ってご来店。
“無理かな”と思ったら、迷わずご連絡ください。
すぐに駆けつける事が出来なくても、何らかの対処をさせていただきます。
車両は、BMW130i(E87)です。
ご来店頂き、診断機で点検しましたところ、パワー制御のエラーが入力されていました。
パワーダウンを感じられたのは、この為でしょう。
この車両は、電動ウォーターポンプが装備されていまして、時々トラブルを起こすクルマがあります。
診断機で水温をモニターすると、エンジンの水温が115℃あたりまで上昇しています。
ラジエター後の水温は57℃くらいでした。
ラジエターが機能していると勘違いしてはいけません。
冷却水が循環していません。
サーモスタットは97℃で開く事になっていますが、おそらく閉じたままになっているでしょう。
さっそく分解します。
最初に冷却水を抜きます。
ジョボジョボ出てきます。
見てわかると思いますが、かなり泡立っていまして泡がいつまでも消えません。
冷却水が劣化すると、このような状態になります。
ウォーターポンプが回転して冷却水を撹拌すると、ウォーターポンプの回りでもこれに近い状態になる場合があります。
泡が冷却系統の中で破裂すると、瞬間的にその部分が数百度の高温になり、エンジンやウォーターポンプを痛めてしまいます。
冷却水のメンテも、実は重要なんですよ。
ウォーターポンプは、ちょっと取りにくいところにあります。
サーモスタットとくっついてまして、そのままでははずれませんので、この状態でウオーターポンプと切り離します。
ウォーターポンプもサーモスタットも、ひと昔の物と比べると大型になってます。
電動で、エンジン始動時の冷間時は早くエンジンを暖めるため作動せず、ベストな水温にするために細かく制御されています。
インペラの状態はいたって普通でした。
古いタイプのサーモスタットは、ゆでて何度で開くかを確認しましたが、最近のサーモはゆでても開かないので、機能の点検がしにくくなっています。
ひととおり組み付けが終わり、LLC(冷却水)を入れます。
当店では、WAKO’SのLLCを使用しています。
WAKO’SのLLCを使用する理由は、消泡性能が非常に高く、泡立ってもすぐに消えるので、エンジンを痛めません。
オーバーヒートして、ラジエターキャップから冷却水が吹き出たそうですので、念のためラジエターキャップも交換しました。
追加作業で、ビルフラとパワクラのエンジンオイルもご用命いただきました。
非常にマメにメンテをされる方で、クルマに対する愛情が深いお客様なのですが、どんなにがんばってオイル交換をしても、エンジン内部にはスラッジが溜まってしまいます。
コンディションを整える手段のひとつとして、専用機器をしようしたエンジンフラッシングはとても効果的です。
http://www.stella-motors.co.jp
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お気軽にご来店ください。
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