最近の車は、ヘッドライトにHIDが入ってLEDがついて、次々にデザインが洗練されてきていますよね。
新車のうちは、クリアできれいなヘッドライトも、年数と距離を重ねてくると次第に曇りはじめてしまいます。
黄色く変色して、見た目もスッキリしませんし、場合によっては車検時に光量不足となって検査不合格なんていうこともあります。
何で今時のヘッドライトが曇ってしまうかというと、レンズ部分に使用しているポリカーボネートという素材に原因があるそうです。
カーボネートのままだと、傷が付きやすく劣化が進む為に、表面にコーティングをしてあります。
そのコーティング部分が劣化し、傷になったり変色してしまうものなのです。
いつも車に触れていて、「どうにかならんかな~このヘッドライト」なんて有るんですが、いつもは下記の手順で手入れしていました。
・ヘッドライトをきれいに洗う
・マスキングして、ゴムやプラスチックの保護
・車種によってはヘッドライトの取り外し
・1000番のペーパーで磨く
・2000番のペーパーで磨く
・2000番のペーパー目をコンパウンドで消す
・脱脂する
・コーティング
こんな順番で、1日仕事になっていました。
今回も、車検で入庫してきましたVOLVO XC90のヘッドライトが気になる・・・
こんな感じで、上の部分が劣化し始めてます。
これはどうにかしたいところです。
同じく、やや正面からみたところです。
この状態のヘッドライトが左右ですので、間違いなく一日作業。いや、場合によっては二日がかり。
という、時間と経費の浪費を避けたいと思っていたところ、エンジンオイルや添加剤のメーカーである「ワコーケミカル」から、便利な商品が発売されました。
11/1発売です。すぐに飛びつきました。
商品名は「ハードコート復元キット」
こんな感じの箱に入ってます。
中身は・・・すみません、写真撮ってません。
ちょっと急ぎの作業でしたので、途中経過の写真は省略。。。
で、仕上がりはこの通り。
施工後の違い、わかりますか。
完全に新品に戻すことは不可能ですが、光量の確保と見た目をよみがえらせることは可能です。
左右のヘッドライトで、約2時間少々、ヘッドライトを取り外してだと4時間以内の作業です。