本日、進化剤施工のBMW330iです。
ネーミングがベタでイマイチ知る人ぞ知るですが、けっこう効くんですよ。
エンジン内部が摩擦ですり減るのですが、その減った部分に入り込んで埋めてくれるモノです。
シリンダー内部やカムシャフトとかメタルなどなどいろんな所に効きます。
ご覧のように、点滴みたいにして少しずつタラタラとエンジンに注入していきます。一秒に一滴くらいのペースで、30分くらいかけてゆっくりとした作業です。
以前、ベンツを中心にやってるショップの人と進化剤の話をした時、その人は面倒だから一気にオイルフィラーキャップを開けてドボドボと注いだそうです。そしたら、進化剤がカムにかかり、カムが太ってエンジンが調子を崩し、ロックしてしまったそうです。
そのくらい、摩耗した金属に効きます。
こうやって注入していくと、摩耗が進んだエンジンの場合は、作業中にエンジンの音が変わっていくクルマもあります。
進化剤が効き始めたと言うことです。
点滴を注入する先は、オイルレベルゲージを抜いた穴です。
ここからオイルパンにゆっくりと少しずつ落とし、オイルポンプがエンジンオイルと一緒に進化剤を吸い上げて、エンジンの各部に送り出します。
オイルレベルゲージが無いクルマの場合は、エンジンオイルを交換しながらの作業です。
エンジンオイルに進化剤を混ぜて、撹拌してからエンジンに注入します。
その後、20分ほどアイドリングを続けて、進化剤が入ったエンジンオイルをエンジン各部に送ります。
すぐに進化剤が効き始めるクルマもありますが、だいたいのクルマは100㎞~800㎞くらい走行すると、進化剤がエンジンに定着します。
お話しをうかがうと、インパネのバッテリー警告灯が瞬間的に点灯した気がするとの事です。
単純に考えれば、オルタネーターの不良ですが、
「バッテリー警告灯が瞬間的に点灯した気がする」という部分がミソですね。
過去に、似たトラブルがありまして、あれこれやったらスターター不良と言うことがありました。
その他、諸々と車両が入庫して参りました。
明日から、スタートダッシュで仕事を進めていきます。