くるみ爆破処置
Y様のBMW325i(E90)が、新サービス”くるみ爆破処置”でご来店でした。
エンジンの調子がどうもイマイチで、吸気バルブに溜まるカーボンが原因ではないかと考えられたそうです。
アメリカやヨーロッパでは、吸気バルブに溜まるカーボンを除去するサービスが存在することをご存じのようで、まさにジャストタイミングでのご入庫です。
エンジンルームをプチばらし。
少しずつバラす。
バラし完了。
バルブには、期待通りのカーボンが付着していました。
黒色がカーボン。
茶色っぽい部分は、ブローバイガスのオイル成分。
このオイル成分と、燃焼時のカーボンの吹き返しで、吸気バルブにカーボンが溜まります。
付着を減らすサービスは、「インテーククリーニング」です。
程度の差はあるものの、各気筒にカーボンが溜まっています。
実は、「くるみ爆破処置」の作業は、Y様が正式作業1台目です。
どんなことが起こるかわかりませんので、養生しておきます。
ここも。
キズが付いたらイヤですから。
専用工具でカーボン除去中。
半分くらい、きれいになってます。
どうやらコツがありますね。
もうちょっとやってみます。
ほぼ完璧。
バルブステムの裏側もきれいにカーボンが取れました。
この作業を、今回は6気筒なので6カ所分。
クランクを少しずつ回転させながら作業をします。
無事に完了して納車。
Y様は、新車時のようなエンジンが手に入ったとご評価をくださいました。
程度の差はあっても、直噴エンジンの吸気バルブカーボンは今後の課題ですね。
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