BMW325i TR KONI FSDなど
A様のBMW325i TR(E91)が、足回りのご相談等々でご入庫です。
クルマの乗り心地が悪く、しかも車高が下がってきたのでフロントバンパーを擦ると。
スポーツタイプの足回りではなく、乗り心地を重視した足に入れ替えたい。
こんな内容です。
足回りの中でも、スプリングは社外品にすると硬くなり、また車高も落ちてしまいます。
ですので、スプリングはそのままで、しっかり感とコンフォート感を両立したショックアブソーバーへの交換ですね。
まあ、結論はKONI FSDしかありません。
もちろん、A様もそこらへんはリサーチ済みで、当初よりKONI FSDの指名買いでした。
こちらを取付け。
足回りのノーマル状態です。
フロントのショックアブソーバーは、純正(下側)は劣化気味。
上が交換するKONI FSDです。
形状は純正もFSDも同様ですが、中身が違います。
リアショックアブソーバーも純正とFSDは同形状ですが、やはり中身が違います。
車高が下がってしまった原因の一つは、フロントアッパーマウントの劣化があげられます。
10ミリくらいつぶれています。
リアのアッパーマウントとロアマウントは、フロントほど顕著に劣化はしていませんが、異音対策等を合わせて交換推奨部品です。
スプリングシートも、やはり同時交換推奨部品です。
手を抜くと、ギシギシ音の原因になったり、ゴムが破れて再作業となることもあります。
スプリングはこんな工具でショックアブソーバーから取り外します。
前後とも組み上がりました。
1日ほどクルマを寝かせて足回りを馴染ませ、SDLでフットワーク診断。
その後、アライメント調整で足回りの方向性を出します。
同時作業でリクエストをいただきましたATF交換。
ATFの交換だけではなく、きちんとストレーナーやガスケットも交換します。
これですね。
きれいに洗浄して、ストレーナーとオイルパンを取付。
ATFを充填して作業完了です。
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