少しヘビーな車検
S様のBMW E46は車検のご依頼です。
3年近く眠らせたクルマでした。
エンジンが始動できず、陸送手配です。
いろいろと診断と点検を繰り返し、一番最初の作業は・・・
燃料ポンプとフィルターの交換作業。
これでエンジンは始動するようになりましたが、燃料系が動きません。
なので、レベルセンサーを交換。
点検するとすぐにガス欠。
ジェットポンプを交換して、タンクの燃料レベルを均一に。
そして、腐りかけていたガソリンを排出して新しいガソリンを給油。
イマイチ、エンジンの調子が悪かったのですが、Injector Flushで回復。
エンジンが正常に動くようになると、次の診断へ。
メーターパネルは警告灯のオンパレード。
ABSの警告は、ホイールスピードセンサーを交換して完治。
トランスミッションの警告はシフトスイッチ交換。
ステアリングを取り外し。。。
舵角センサーを交換。
複合的なトラブルを抱えていました。
ヘッドライトの光量が全く足りず、HIDのバルブ交換。
アイドリング中に、エンジンルームからガラガラ音とシャラシャラ音。
ガラガラ音はウォーターポンプ不良。
シャラシャラ音は、ファンベルトテンショナーのベアリング不良です。
見るからに怪しいラジエターホースとサーモスタットを交換。
本当はもう少しホースに手を入れたいところではあります。
E46の爆弾であるラジエターサブタンクはもちろん取り替えです。
ボールジョイントのブーツがボロボロになっていたスタビライザーリンクは、車検不適合の為に交換します。
その他、ひび割れが内部まで達していたタイヤも交換し、見違えるクルマになりました。
相当の費用と時間がかかりましたが、ベストコンディションを取り戻すことができました。
クルマは動かしてナンボです。
長期間眠らせると、起こした時に費用がかかります。
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