K様のBMW530iは、ご購入されて直後に当店で点検整備でご入庫です。
中古車販売店や個人売買で車両を購入し、車両状態の把握の為に点検ご依頼は、近年非常に増えています。
流れとしましては、
1.車両状態を詳細に点検
2.必要作業の洗い出し
3.作業見積
4.必要作業を優先順位をつけてご提案
5.ご予算にあわせた順番で修復作業
多少順番は前後したりもありますが、だいたいこのような感じです。
一気に手を入れるも良し、必要な部分から順番に手をつけるも良し。
無理のないプランでクルマに乗ることができればいいですね。
今回は、一気にやってしまうケースでした。

各気筒によって燃焼状態に違いが出ている様子が、スパークプラグでわかりますね。
プラグの劣化もありますので、DENSO IRIDIUMに交換です。
プラグの摩耗はイグニッションコイルにダメージをあたえる場合があります。

ラジエターサブタンクから、微量の冷却水漏れがありました。

ウォーターポンプからも冷却水漏れがありましたので、こちらはサーモスタットと合わせて交換。

エンジン上部からオイル漏れもありました。

スラッジが溜まってます。
エンジン不調の原因になります。

タペットカバーも同様にスラッジが溜まっています。


せっかく上を開けていますので、手作業でスラッジを落としていきます。
開けない時に簡単洗浄できるのはBILSTEIN R-2000 スラッジクリーン (ビルフラ)です。
開けた時にスラッジがあれば、手作業ですね。

フィルターハウジングガスケットも切れてオイル漏れがありました。


走行中に足回りからコトコトと音が出ていました。
ストラットアッパーマウントの抜けと、若干のショックアブソーバーの劣化。
今回はアッパーマウントを交換。
その他、洗浄メニューやモロモロがあり、都合一週間ほどの点検と補修の作業でした。
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