BMW335iにお乗りです。
飛び込みでご来店くださいました。
作業ピットの空き具合で、飛び込みでもタイミング良く作業着手が可能なこともありますが、今回は2時間ほどお待たせしてしまいました。
最初にInjector Flushから作業となりました。
高圧で燃料を噴射する直噴エンジンは、インジェクターノズルの周囲にカーボンが堆積しやすく、燃料の後ダレが起こることもあります。
2万キロ前後でのメンテナンスで、パフォーマンスを損なわずに維持することが可能です。
続きましてATF交換でした。
排出するATFは、当たり前のように汚れているのですが、ZFのミッションの持病であるATF漏れがありませんでしたので、あるいはすでにATF漏れを経験して、対策されているかとか違うんじゃないかとか考えながらやってました。
分解してハーネススリーブを見ると、右側の旧品が取り付けられていました。
旧品は、Oリングが縮むのか何なのか、スカスカになるわけです。
取り外すときに楽なんですね。
対して、左の新品の物は、Oリングがパツンパツンで入れにくいわけです。
Oリングの太さなのか、材質なのか、いずれにしても変更されていて漏れにくい物になっています。
ストレーナー(フィルター)がオイルパンに組み込まれていますので、オイルパンごと交換する必要があります。
オイルパンのマグネットには、例外無く金属粉が溜まっています。
こちらは、排出したATFなのですが、ATF交換をご依頼された方の100%が、交換して良かったとご感想を言われます。
このATFの見た目の色だけでなく、シフトフィーリングの変化からも交換して無駄になることは無いです。
最後に、デフオイルを交換して完了です。
新品のデフオイルは、一部メーカーを除いて透明なのですが、見事な飴色に変色していました。
ギアの保護を考えると、やはり一定の使用で入れ替えることが長持ちにつながると思います。
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