久々の投稿です。
車検や12ヶ月点検、難問解決に追われて、ついついブログ更新が緩んでいました。
車名:BMW X5 30d
年式:平成24年
走行距離:52,703km
T様がATF交換でご来店でした。
特に走行上の違和感は無いけれど、油脂メンテナンスの一環として手を入れておきたいとのことでした。
まずはATFを回収。
汚れ方は3段階で2くらい。
この時点で、ATF交換がトランスミッションに悪影響を与えないかをプレチックします。
1年に3台くらいですが、ATF交換が適さない車両があります。
今回は、問題なく0Kです。
ATFを排出したら、贅沢にも交換で使用するATFでフラッシング。
今回は、Power Cluster ATF Racingを使用します。
高速連続走行が多い乗り方、SUVで負荷が大きめの車両にお勧めのATFです。
フラッシングのためにATFを充填。
オーバーフローするまで充填して、フラッシングをします。
フラッシング後の排出したATF。
違いはわかりますか。
左が旧油、右が新油です。
左が古いオイルパン、右が新しいオイルパン。
オイルパンの中に、ストレーナーが組み込まれている都合で、オイルパンごとの交換となります。
オイルパンには、数個のマグネットが取り付けられていて、ATFに混ざった鉄粉を回収しています。
回収しきれない鉄粉は、ATFと一緒にトランスミッション内を循環し続けます。
定期的にATFを交換して、この鉄粉を取るというのは、ATF交換の目的の一つです。
トランスミッション側のオイルパン接合面を清掃して、オイルパンを取付。
ATFを規定量充填して走行テスト。
異常が無いことを確認して終了です。
ATF交換は、車種によりますが、2時間前後の作業です。
お待ちになっている間に終わりますよ。
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