BMW M3 車検でご入庫、状態が良く喫緊の作業が無いのでDCTフルード漏れ修理
S様のBMW M3 (E90)が車検でご入庫でした。
ひと通り点検をしまして、一カ所を除いて修理等が必要なところはありませんでした。
DCTからのオイル漏れだけありました。
最近多いです。
オイルパンからの漏れが目立ちますが。。。
オイルで濡れているところをたどると、トランスミッション上部に向かいます。
よくあるケースですが、トランスミッション上部にハーネス用のカプラーがあって、そこの部分のシール不良でオイルが漏れてきます。
作業のため、マフラーとプロペラシャフトを取り外す必要があります。
こんな感じのカプラーです。
トランスミッションの上じゃなくて横についてたら楽なんですけどね。
オイル漏れの原因は、左のOリング。
ゴムの劣化でシール不良となってしまいます。
右は新品。
もう一カ所のオイル漏れの原因であるオイルパンの作業。
オイルパンの作業は、DCTフルード交換と同じ手順ですので、お得なセット価格で修理ができます。
オイル漏れの原因であるオイルパンを交換。
ガスケットだれの部品供給があれば、少し金額も安くなりますが、オイルパンまるごとの供給形態です。
マグネットには鉄粉も付着していますので、ある意味DCTフルード交換のよいタイミングですね。
もちろん、ストレーナーも新調します。
左が新油で、右が旧油です。
今回は、純正オイルのペントシンでの交換作業でした。
DCTフルードは、お好みによってオイルを選べます。
純正にこだわる方はペントシンがいいですね。
スコスコつながるのはPower Cluster。
熱に強いのはMoty’sです。
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