BMW MINI エアコン
F様のMINI COOPERが、エアコンが効かなくなって修理入庫でした。
4月上旬に、ロボコンでエアコンガスを適正化しましたが、その後半月くらいでエアコンが再び効かなくなりました。
調べてみましたら、エアコンガスはほとんど入っていない状態で、明らかに大きな漏れが発生しています。
光と音でガス漏れ部位を検知し、急いで修理です。
室内をバラバラにして修理開始。
実は、一番時間がかかるのが室内分解。
それなりの時間と費用を要します。
空調ユニットを取り外さないと修理ができない構造です。
一番漏れているのはエバポレーター。
ラジエターのような構造の部品です。
左下が湿っているのが、ガス漏れの部分。
右上の部品は、エキスパンションバルブ。
エアコンガスを霧状にします。
配管をあけたときは、ほぼ同時交換部品です。
ケースの中にエバポレーターが収まるようになっていて、グリーンの漏れ検知剤がたっぷりと残っています。
ロボコンの作業時に、ガスの充填と同時に検知剤を充填します。
エアコン修理の手助けとなってくれます。
交換するエバポレーター。
そしてエキスパンションバルブ。
組み付け作業は、逆の順序でひたすら内装部品を細かく取り付けていきます。
もうひとつ漏れていたのがコンプレッサー。
右が旧品ですが、シャフト周辺からガスとオイルが漏れて、コンプレッサー全体がベトベトに汚れています。
新品を組み付けてほぼ完了。
と言っても、コンプレッサーの脱着もそこそこ時間が必要です。
最後にロボコンで規定量のガスを充填して完成。
キンキンに冷えるエアコンが戻りました。
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