ポルシェ カイエン 一気にメンテ
K様のポルシェ カイエンは、車検に先立ち細かく点検し、不具合があれば一気に手を入れるというプランです。
費用の分散も兼ねています。
これは最初に手を付けておきたいと、ATFの交換から。
左が旧油で右が新油。
そこそこの汚れを溜めています。
車両メーカーの違いはあっても、トランスミッションの構造はほぼ同じですので、オイルパンを取り外してストレーナー交換準備。
光の加減で見えにくいですが、オイルパンのマグネットはタップリと鉄粉を吸着しています。
鉄粉一つ残さずきれいに洗浄。
新しいストレーナーに交換。
こちらは古いストレーナー。
取付後、規定量のATFを充填。
その後、リアゲートが下がってくるのでダンパー交換。
意外と時間がかかります。
スパークプラグを交換。
同時にイグニッションコイルも。
SDLで足回りの診断をして、場合によっては一新したいとのご要望でした。
が、その他の診断をしてサーモスタットに不具合が出ていることが判明しました。
サーモスタット交換は、今回は少しややこしいところに装着されているので、ついでに冷却水回りの手を入れにくいホース類の交換に変更。
この部分の作業ですが・・・
ごっそりとはずします。
エンジンの裏側に配置されたホースは全て交換。
本命のサーモスタット。
もちろん、ウォーターポンプ同時作業。
インテークマニホールドを取り外しますので、ガスケットは交換必須。
理由はこれです。
左が新品で右が旧品。
劣化で厚みが3割減。
スロットルバルブはカーボンで煤けていました。
当然洗浄しますね。
その他、内装補修などモロモロをやって完了。
かなり、イイ感じです。
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