BMW320i エンジン始動不能
M様のBMW320iが、エンジン始動不能でご入庫しました。
諸症状から、オルタネーター(発電機)の不具合でバッテリー機能が低下してエンジンが始動しないと判明。
中古車でご購入されて間もないのですが、保証は無しと・・・
作業を開始すると、オイル漏れが酷すぎ。
オルタネーターの作業は一番優先順位が高いのですが、漏れたエンジンオイルがオルタネーターに入り込むと、始動不能の症状が再発する可能性がありそう。
オイル漏れ修理ど同時作業となりました。
ここまで放置というのもどうかと。
販売店の考えはどうかと。
フィルターハウジングからは、エンジン回転数に合わせてオイルがしみ出してくる状態。
これじゃ下にあるオルタネーターにオイルが入り込んで、オルタネーターの機能不良も起きますね。
フィルターキャップも変形してオイルが出てきます。
ここらへんを分解洗浄していくわけです。
この作業でオルタネーターの脱着をします。
ハウジングのガスケットは、劣化で硬化して切れています。
切れている隙間からオイルが漏れて、オルタネーターを攻撃します。
定番のバキュームポンプからも、エンジンオイルが漏れています。
ここから漏れると、マフラーにオイルが垂れて白煙がボンネットの隙間から出てきます。
室内も焦げたオイルの臭いで気分もブルーになります。
エンジン下部も全般的に酷いです。
オイルパンからエンジンオイルが漏れてきています。
オイルパン作業は、サブフレームごと周辺パーツを取り外しますので、時間と費用がかかります。
作業中もオイルパンからエンジンオイルがポタポタと・・・
オイルパンのガスケットを交換。
その他、エンジン各部を全般的に洗浄して、漏れている場所を突き止めて部品交換。
きれいなエンジンルームになりました。
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