Y様が、E46にB14キット取付でご来店くださいました。
現在は、アルピナシャシキットが取り付けられていますが、左リアショックからオイル漏れがあり、今回BILSTEINに装着し直しということになりました。
BILSTEIN B14キットは、車高調式ショックアブソーバー&スプリングのセットです。
減衰力調整無しですので、「固さのセッティングを出すのに時間がかかっちまったぁ～」なんていうことはありません。
サーキット走行を視野に入れた場合は、シチュエーションに合わせたセッティングを探る楽しみもありますが、街乗りメインの場合はB14キットで充分でしょう。
固さは設定した車高により若干の違いは出ますが、B12キットと同等の減衰力と思って頂ければと。
今回は、車高の調整が出来るわけでして、純正Mスポよりも5ミリ低い車高とのリクエストをいただきました。
まずは後から作業開始です。
アルピナシャシキットは、サスペンションがアイバッハ製。
B14キットのサスペンションもアイバッハですが、車高調整のネジ分スプリングが短くなっています。
ショックアブソーバーの形状は同じです。
アッパーマウントも同時交換です。
左が新品で右が旧品です。
リアアッパーマウントが傷んでくると、走行中にゴトゴト音が発生してくることがあります。
装着するとこんな感じです。
足回り作業と同時に、ブッシュ交換もご依頼頂きました。
こちらは、ナックル下側のブッシュです。
そして、トレーリングアーム前側ブッシュの交換。
そして、ナックル上部のボールジョイント交換。
ここまで手を入れれば、かなり新車時の状態に近づいてきます。
本来のBMWの乗り味を取り戻すことが出来るわけですね。
しかも、BILSTEIN B14を装着するので、お好みの乗り味にさらに近づくことになります。
作業は続き、前側に進みます。
フロントはストラット式ですので、スプリングの形状が変わります。
倒立式のショックアブソーバーのしっかり感がBILSTEINのイイところです。
荷重変化でもガタが出ません。
アッパーマウントは相応のつぶれ方でした。
左が旧品、右が新品です。
いつものスプリングコンプレッサーで組み付けます。
バネの座りが良いんですよ。
で、取り付けとなります。
しかしココでは終わりません。。。
ロアアームブッシュの交換までしてしまいます。
しかも。。。
ステアリングユニバーサルジョイントまで新調しました。
もしかして新車越えの乗り味が楽しめるかもしれません。
その後、アライメントをキッチリ合わせて完了です。
足がリフレッシュされて、アライメントの数値が落ち着いて、調整しやすいということ言うまでもありません。
すみません、アライメントの写真はありません。。。
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