今回は、ALPINA B3のH様が車検と同時にご依頼くださりました。
通常の車検と同じく、BSPでもバッテリー診断から始まります。
FSAというエンジンアナライザーを使用して、排ガスの状態やセンサー類の作動状態から、主要部分の健康状態を判断していきます。
診断機ではエラーが入力されない”トラブルの元”を、細かい分析で知る事ができます。
今回は、排ガスが濃い状態で、燃調に少し問題が出ている事がわかりました。
その他の点検では、足回りを中心に今後の課題が見えてきました。
フロントのスタビライザーリンクは、ボールジョイントブーツが弱ってきています。
ブッシュも少しヘタリ気味ですね。
ステアリングラックブーツ、最近は切れているクルマが激増中です。
点検時に切れていれば対処出来るのでOKなのですが、検査に行ってから切れるケースがあります。
その場合、一度修理して再検査となりますので、少々手間がかかります。
念入りに見ておくのが間違えありません。
時期を見て、フューエルポンプやホースなどを交換するとイイでしょう。
ドライブシャフトジョイントラバー、裂け始めていました。
パワステホースは全て交換時期です。
4本のホースのうち、4本ともパワステフルードが漏れています。
ラジエターサブタンクは、経年劣化でパンパンに膨らんでおります。
破裂事件が相次いでおります、お早めの対処をお勧めします。
ファンベルト回りもそろそろでした。
ベアリングがヘタって、シャラシャラ音があります。
タイヤを縁石などに当てたのでしょうか、コブが出来ています。
あまり良くない状態です。
右前です。
マフラーマウントがちょん切れてました。
相手側はこんな感じです。
追加ご依頼のミッションオイルとデフオイル、キッチリ交換してあります。
最後に、ステラモータースのBSPにもれなく付いてくるアライメント測定・調整をして完了です。
BSPのご依頼をいただけましたら、アライメント測定・調整がセットとなっておりますので、トータルでクルマが走りやすい状態となって納車となります。
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