BMW E39 M5 オイル漏れ修理

今回の修理は、BMWE39M5。
オーナー様は日頃からメンテナンスを惜しまず、不具合に気がつけば修理を依頼される方です。
エンジンオイルの減りが早い事を感じ、修理入庫となりました。

早速リフトアップして下回りを点検したところ、フライホイル付近でオイル漏れを発見。
この場所は、M5に限らず多くのクルマに見られるオイル漏れのポイントで、クランクオイルシールの劣化によりオイルがにじんで来ます。

別の角度から見ても、エンジンとミッションベルハウジングの合わせ面からのオイル漏れが確認できます。

修理の際には、まずマフラーを取り外します。 通常はエキパイから後ろが一体で造られていて、かなりの重量なので、一人で取り外しは大変です。

続いて、プロペラシャフトをはずします。

マフラーとプロペラシャフトが降りて、次はミッション本体の作業です。

ミッション本体を降ろします。 これもまた、重量物ですので慎重に取り外します。

腰を痛めないように注意してミッションを降ろすと、クラッチが出て来ます。

フライホイルの周りにはオイルが付着して、相当の量がにじみ出ている様子がわかります。

取り外したクラッチとフライホイル。 今回は、オイルシールの交換が目的の為、クラッチに関しては割愛します。

オイル漏れの原因であるオイルシール。茶色のリング状のゴムです。経年劣化でオイル漏れの原因となる部品です。

新しいオイルシールに交換し、周りに付着した汚れを除去して完了。
後の作業は、クラッチ取付から始まりミッション・プロペラシャフト・マフラーの順番で取り付けていきます。

車種により異なりますが、通常2~3日のお預かりでの作業です。

ミッションのオーバーホールや、クラッチ交換と同時に作業を実施すれば、時間と費用の節約になる修理です。

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